こんにちは、楽天ふるさと納税ユーザーのたつみです。
楽天ふるさと納税サイトでは、2021年利用分について「寄附金控除に関する証明書」を電子交付(XMLファイル)で受け取ることができるようになりました。これでe-Taxで確定申告するときの手間を減らすことができますね!
今回はこの「寄附金控除に関する証明書」を電子交付(XMLファイル)で受け取る方法と、確定申告(e-Tax)での登録の方法についてご紹介します。
電子交付だと何がいいの?
電子交付の最大の利点は手作業が減ることです。
いままでは確定申告(e-Tax)の際に、寄付をした数だけ「寄付金額」「自治体名称」などを都度登録する必要がありました。各自治体から発行された「寄付金受領証明書」をもとに入力するわけなんですが、地味に大変なんですよね。。
あと、「寄付金受領証明書」の保管義務についてです。確定申告をする際、「寄付金受領証明書」の添付自体は不要になっているのですが5年間の保管義務がありまして、うかつに捨ててしまわないように注意が必要です。引っ越しのなど紛失に要注意ですね。。やはり紙媒体の管理は面倒です。。
それが、電子交付を利用することで、発行されたXMLファイルをアップロードするだけで済んでしまうのです。もちろん、紙媒体での保管も不要になります。
- XMLファイルをアップロードするだけで寄付情報の登録完了
- 「寄付金受領証明書」の取り寄せが不要
- 手元に「寄付金受領証明書」があっても保管義務なし
電子交付の申請方法
電子交付申請のおおまかな流れは、
- 楽天ふるさと納税サイトで「交付手続き」を行う
- 3~6営業日待つ
- 「電子ポスト」から証明書(XMLファイル)をダウンロードする
になります。
楽天ふるさと納税サイトで「交付手続き」を行う
証明書の電子交付のページにアクセスします。
画面下にスクロールしていくと「交付手続きへ」という赤いボタンが見えてきますので、交付希望年を確認したのちクリックしてください。
楽天の会員情報の確認です。表示内容に間違いがなければ「確認しました」をクリックします。もし修正が必要でしたら、楽天会員情報ページにて情報を修正してください。
利用規約の確認と同意が必要になります。問題がなければ、「同意する」にチェックを入れて「電子交付を申請する」をクリックしてください。
電子交付の状況が「現在、準備中です。」に変わります。
交付されるまで、3~6営業日待ちます。
3~6営業日待つ
特にやることはないのですが、もしマイナンバーカードの発行やe-Taxの利用準備がまだでしたら、このタイミングで行っておきましょう。
「電子ポスト」から証明書をダウンロードする
楽天ふるさと納税サイトには「電子ポスト」という重要情報を格納する機能があります。交付された証明書はこの電子ポストからダウンロードするかたちになります。
証明書の交付準備が整うと、以下のようなメールが送られてきます。
ちなみに、僕の場合は、2/5(土)に申請して、2/7(月)に電子ポストが作成され、2/9(水)に証明書が電子交付されました。
楽天ふるさと納税で寄付金控除証明書データのダウンロード始まってた!今年もe-Taxでオンライン確定申告する~~😎https://t.co/zidtGWgrfB
— たつみ@1年で100記事を目指すブロガー (@tatsumilife) February 5, 2022
申込みから2日!寄付金控除証明書の電子交付の画面に「お手続きを進める」ボタンが出てきた🙄#楽天ふるさと納税 pic.twitter.com/zRLwmtVLvz
— たつみ@1年で100記事を目指すブロガー (@tatsumilife) February 7, 2022
証明書の電子交付のページにアクセスします。
「お手続きを進める」をクリックすると、電子ポストに進むことができます。
電子ポストを開くと、証明書交付の通知が1件表示されています。
通知をクリックすると、
寄付金控除に関する証明書(xmlデータ)
というリンクが出てきますので、クリックしてファイルを保存します。
e-Taxでの登録方法
ここからは、e-Taxでの納税データの登録になります。
e-Tax自体の初期操作の部分は割愛して、ふるさと納税のデータの登録の部分のみ解説します。
所得控除の入力項目のうち、「寄付金控除」の項目の「入力する」をクリックします。
「証明書等の入力」画面が出てきます。ここで「xmlデータを取り込んで自動計算しますか?」に「はい」を選択し、「次へ進む」をクリックします。
「ファイルを選択」をクリックし、電子ポストからダウンロードしたxmlファイルを選択しアップロードします。すると選択したファイル名が画面上で確認できますので、間違いなければ「選択したファイルを読み込む」をクリックします。
ファイルを読み込むと、寄付金額の合計額が画面に出ます。問題なければ「次へ進む」をクリックします。
すると、「ふるさと納税に係る総務大臣の指定の有無の入力が必要な寄付金があります」という警告が出てきます。これは何かというと、ふるさと納税の対象とならない自治体が含まれていないかの確認を促すものになります。
令和2年10月1日以降、ふるさと納税の対象とならない2団体は「東京都」と「高知県奈半利町」となります。
最新情報や詳細は、総務省ふるさと納税ポータルサイトをご確認ください。
「入力」をクリックすると以下の画面が出てきますので、もし、ふるさと納税の対象外への自治体への寄付の場合は、チェックを入れます。
もとの画面に戻って「次へ進む」をクリックします。
すると、読み込んだxmlデータより、計算された控除額が表示されます。
基本的に、寄付金額合計ー2,000円(自己負担額) の値が表示されるはずです。
「OK」をクリックすると、「寄付金控除」の蘭に値が入力されているはずです。
e-Taxにおけるふるさと納税関連の登録は以上です。残りのe-Taxの手続きを進めてください。
ワンストップ特定と確定申告(e-Tax)どちらが楽?
ふるさと納税の年明けの手続きとしては、
- ワンストップ特例
- 確定申告
の2種類があります。
ただ、個人的には確定申告をお勧めしたいと思います。ワンストップ特例は、
- 「寄付金受領証明書」の取り寄せが必要
- ワンストップ特例の申請用紙の各自治体への郵送が必要
- 場合によっては郵送の切手代が必要
という、地味な労力や費用が掛かります。現状、マイナンバーカードを持っている、などe-Taxが利用できる環境であるならば、確定申告をお勧めしたいです。
さいごに
ふるさと納税は返礼品をもらうだけでなく、寄付金控除の申請をするまでがふるさと納税です。ぜひ手間が減った確定申告を活用してみてください!では!